2013年1月5日土曜日

新年のご挨拶

 新年、明けましておめでとうございます。
今年は巳年。蛇のように殻を破って、新たに挑戦する年にしたいと思います。本年も宜しくお願い致します。
 
 昨年の衆議院選挙を終えて、
私の所感を述べておきたいと思います。
 
 
 
 昨年の選挙は、既存政党の民主党や自民党と第3極といわれるみんなの党や日本維新の会との攻防であった。
もはや、現在の二大政党政治の閉塞感と不信感が国中に漂い始めている中、元祖第3極と言われたみんなの党、そして日本維新の会に対する国民の期待は、大きく膨らみ始めていた。ところが、そのみんな党と日本維新の会のボタンの掛け違いによるゴタゴタが、多くの国民を失望させてしまった事は否めない。それに加えて第3極が余りに多党化してしまったことや、選挙目当ての議員の直前の鞍替え、政党の離合集散は、益々、国民の政治不信をかってしまったのではないか。当初から、みんなの党と日本維新の会が足並みを揃えていたならば、互いに相乗効果が働き、更なる飛躍を成し得ていたのではないだろうかと思うと、誠に残念である。

 私達みんなの党は、民主でもない自民でもない人々の受け皿として、ブレずに覚悟を持って改革を進める政党として、信頼され、ご期待をいただけるよう努力することは当然である。と同時に、民主主義の多数決の原理を踏まえ、同志・仲間を増やす努力も怠ってはならない。なぜなら、いずれにしても数が力であるからだ。政治とは、言葉だけではなく、実行し実現させなくては意味がない。私達は切磋琢磨しながら議論を深め、同じ方向を向く同志と共に、政策実現を果たしてこそ、評価されるのである。

 「小異を捨てて、大同を進めようじゃないか」とは、誰かが良く口にしていた言葉であるが、
「小異を残して、大同を進めよう」というのが正しいと思うのである。小異であっても、捨てることは出来ない。多党化したそれぞれの政党が政治理念を変えてまで結集することは、単なる政争の主導権争いであり、野合であると誰もが見なすであろう。しかし、自分達のアイデンティティーを失うことなく、大同団結出来ることがあるなら、それを進めるべきである。

 長年続いた自民党政権から国民は初めて政権交代を選択し、初めて新たな政権を経験してきたが、まだまだ2大政党が根付いたとは思えない。また、2大政党自体が、日本の国に合うのか?それ以上の選択肢を国民は望んでいるのか?今回の多政党の出現を国民はどう思ったか?等を国民と共にしっかりと議論し、政界再編を目指すべきではないだろうか?

 今まさに、政党政治のあり方、小選挙区制度の是非が問われ、国民の政治に対する信頼を取り戻す為にも大事な時代に突入したと考える。
だからこそ、第3極の代表として我々みんなの党の使命は非常に大きいと考えるのである。