第3回議会改革推進会議が昨日開かれました。 平成23年2月10日
今回の議会改革推進会議の審議の主たるテーマは
(1)常任委員会の所管事項の見直しについて
(2)特別委員会の見直しについて でした。
(1)については、現在の「厚生委員会」所管のくらし創造部を文教委員会に所管替えする為、名称を「文教くらし委員会」とすることにされました。
(2)については、相当な議論が展開されました。
そもそもの特別委員会のあり方を見直そうと「特別委員会の設置基準(案)」が示されました。
奈良県議会では、長年変わり映えしない特別委員会が設置されたまま、常任委員会で既に審査・調査されたことの繰り返しのような議論が多かったのではという私の所見から、それらを抜本的に見直すことは、私自身も強く望むところであったので大いに評価できます。
ただ問題は、特別委員会の審査事件(テーマ)を何にするか?どのような委員会を設立するか?
当然、各議員の考えは、千差万別。さまざまな意見が出され議論は伯仲しました。
私は、「県民が我々議会に何を望んでいるのか?」「今やるべきこと、これからやるべき事は何なのか?」二元代表制の元、議会が責任をもって、設置期間を限定し、成果・結果を県民に示すことが、特別委員会の目指すべき方向ではないかと考えます。それこそが、まさしく議員が県民の立場に立った、県民に開かれた県議会のはずです。
昨日の会議で最もエキサイトしたのは「関西広域連合の特別委員会」を設置するかどうか?の議論でした。
当然私は、設置すべきだと強く強く主張しました。
しかし、多くの反対意見が出されました。
・奈良県知事は既に参加しないと決めているのだから、今更議論の必要はない。
・連合に参加するか、しないか、それだけのことで特別委員会をつくって長期間議論する必要はない。
・常任委員会の総務警察委員会に任せておけば、それで十分だ。
等
今、奈良県民の多くの人達は、「何故、奈良県は関西広域連合に参加しないのか?」疑問をいだいています。
私の知る範囲、間違いありません。殆どの人が、そう思っています。
なのに、どうして奈良県議会はこの問題を真っ向から議論しようとしないのでしょうか?
議会としてこの課題を調査し熟議するべきなのに、多くの県議が逃げ腰に見えるのは、私だけでしょうか?
4月には地方統一選が行われます。
この問題は、その後に先送りされました。
私は、新しい県議会でも、この課題が引き続き議論されることを只々願うばかりです。