6月定例県議会の総務警察委員会は、この一年間委員長を仰せつかりました私にとって、最後の役目の委員会でした。
内容については、奈良県議会ホームページのインターネット中継をごらんいただければ、幸いです。
今回の委員会に付託された議案の中でも、議第53号「奈良県の県行政に関する基本的な計画等を議会の議決すべき事件として定める条例」は、奈良県議会では初めての議員発議政策条例であり、当委員会において全会一致で可決できたことは、大変喜ばしいことでした。
この条例は、基本計画策定にあたり、県議会が積極的に参画することにより民意を反映した透明性の高い県行政を推進するためのものです。主な内容としては、総合計画や分野別の基本計画を策定、変更、廃止するときには議会の議決を求め、またその他必要なときには議会への報告を求めるものです。これは、全国の都道府県で奈良県が25番目、近畿では5番目となるものです。
奈良県政において、結構画期的なことだと思うのですが、あまりマスコミにも取り上げられることなく、評価する人が少ないのも、少々残念なところです。
この議員発議政策条例制定の陰の立役者は同僚の井岡正徳県議でした。彼が県議になって、一番やりたかったことが、この議員発議政策条例の制定でした。もちろん、議員たるもの誰しもがやりたいことの一つですが、彼は約1年前から、理事者側との意見交換(実際、最初の頃は、理事者側から随分反対された。)を重ねてこられました。彼の周到な準備、たゆまぬ努力が原動力となって今回の成功を産み出した訳です。
この1年間、 委員の県議の皆様には、当委員会所管にかかる条例の制定についての審議や、県政推進の為の重要かつ広範にわたる事項について、熱心にご審議いただきました。
また、県職員の皆さんにおかれても、各委員の意見や質問に真剣に耳を傾け、県政の重要な課題に積極的に取り組んでいただきました。
私にとりましては、初めての委員長であり、当初は正直、心配でしたが、副委員長をお務めいただいた岡 史朗先生をはじめ我が党の同志の皆様に助けられ、何とか無事に任務を果たすことができたと思います。
この場をかりて皆様に、厚く感謝のお礼申し上げます。ありがとうございました。
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